保護猫日記37・【ありがとうございました!】

mirinmama2006-10-23

今日、ナムちゃんを里親さまのところへお届けしてきました。
東京の私の家から、関西の里親さまのお宅まで、ナムちゃんはひと鳴きもせず、キャリーの中でずっとお利口にしていてくれました。あまりに大人しくしているので「まさかナムちゃんを入れ忘れた?」と思ってしまったほどですσ(^-^;) 最後まで保護主孝行のナムちゃんでした。
里親さまは優しく朗らかな方で、ナムちゃんを大切に考えてくださっていることがひしひしと伝わってきました。ご自宅はとっても日当たりのよい広いお宅で、ナムちゃんにとってはこれ以上ないほどに、理想的な環境です。
そしてわざわざ、これからナムちゃんが通うことになる獣医さんにも車で連れ行っていただきました。ちょうど休診時間だったので先生にご挨拶はできませんでしたが、とても清潔で大きな病院でした。
もう、何ひとつ、心配することはありません。里親さまの元で、ナムちゃんはとても幸せな猫生を送るでしょう。信頼できる里親さまに出会えて、私は安心して保護主を卒業することができます。
ナムちゃんをキャリーから出すと、新しい広いお家に驚いてすみっこに隠れてしまいました。でも、私が立ち去る時には、お別れの抱っこをさせてくれました。柔らかい感触、小さな体、かすかな息づかい……。最後の抱っこは胸が締め付けられました……。

たくさんの方にナムを愛していただけるようにと、毎日ナムの写真を撮り、書き綴ってきたこの保護猫日記も今日でおしまいです。みなさん、たくさんの応援と優しさをどうもありがとうございました。どれだけの言葉を尽くしても、私の気持ちを表すには足りません。本当に本当に、ありがとうございました。

毎日撮り続けた数百枚を数えるナムの写真と、この37日間のブログは、私にとってかけがえのない宝物です。ナムちゃん、ありがとうね。あなたの命は私に勇気をくれました。どうか元気で、幸せに!

ナムの物語はここで終わりますが、里親さんを探している猫ちゃんは、まだまだたくさんいます。(まだ猫を飼っていない)みなさんが猫と暮らすことを検討されることがあったら、その時はナムのような子がたくさんいることを思い出していただけたら……私にとってそれほど嬉しいことはありません。
みなさんと、たくさんの猫たちの幸せを願って。

みりんママ&ナム