保護猫日記30・里親さん一時預かりさんを探しています!

mirinmama2006-10-16

ナムはバスルームのあちこちで眠ったり身繕いしたりしているようです。今日はサークルの上にひいた、新しいふかふかの膝掛けの上でくつろいでいます。この膝掛けは先週末に近所のお店で見つけたもの。慎重派のナムは、すぐには新しいものには飛びつきませんが、これは違いました。やわらかくて、ふわふわで、すぐに気に入ってくれたようです。猫はやわらかくて暖かいものが大好きですよね! 私に言わせると、ナムのほうがずーーーっとふわふわで柔らかくて暖かいんですけれど(^ヮ^)
ナムの写真を見てふと気付いたのですが、ナムは手(前脚?)がとても大きいんです! 私が持っている本に「THE FIRE CAT」という洋書があります。これは私が主人の仕事の都合で1年間NYで暮らしていたときに、英語の勉強用に買った子供向け絵本です。この本の主人公は野良猫ちゃんです。この猫の名前は「Pickles(ピクルス)」。この猫ちゃんはとても大きな手を持っているのが特徴です。「ピクルスはとても大きな手の持ち主。ピクルスはこの大きな手でいつか大きなことをしたいと願っています」と書き出してあります。でも、ピクルスは何かをしたいのに、何もすることができずにいます。良いことをしたい気持ちとは裏腹に、小さな猫を追いかけまわすという悪いこともしてしまいます。ある日、高い木から下りられなくなったピクルスを消防署員が助けることをきっかけに、ピクルスは消防署の猫となり、大活躍するお話です。消防署員に近所の奥さんが言います。
「ピクルスのこの大きな手を見て! この大きな手で、いつか大きなことをするわ!」
ナムの大きな手が、ピクルスの手にだぶってみえます。2年前に読んでいた本とナムの意外な共通点を思い出して、一人笑顔になっています。
大きなことは成し遂げないと思いますが(笑)、小さくても暖かい確かな幸せを掴んでくれる手であって欲しいと、心から願っています。